昨年は、「沖縄市一番街」のアーケード、カラー舗装の落成から40年、また「中央パークアベニュー」ができて30年を迎えた節目の年でした。
 ゴヤ中央商店街は、名称を1974年に「沖縄市一番街」に変更したあと、翌75年には県内初のアーケードが設置されて中部圏の中心的な商店街へと発展しました。
 一方、米軍人・軍属相手の歓楽街であったセンター通り(BC通り)は、85年に買い物を楽しみ語らうことのできる街「中央パークアベニュー」として整備され、生まれ変わりました。
 しかし、本市の発展を支えてきた一番街や中央パークアベニューを含めた中心市街地は、モータリゼーションの進展、郊外部における市街地の拡大、近隣市町村における大型商業施設の立地等により、かつての賑わいを喪失しています。
 このような状況を打開するために、中心市街地を活性化させようと官民が一体となって取り組んでいます。
 今回の企画展は「街を視る―沖縄市一番街と中央パークアベニュー」と銘打ち、中心市街地の中で40年、30年と節目を迎えた2つの商店街に焦点をしぼり、街が移り変わる様子を写真・モノ資料・図表等で紹介し、身近な街の歴史について見ていきます。
 市民の皆さまが、本企画展を通して街の歩みを振り返りながら、新たな未来輝く沖縄市を展望いただければ幸いです。