「鉄の暴風」と形容されたあの沖縄戦から、70年が経ちました。沖縄戦は数多くの親兄弟、肉親のいない戦争孤児たちを生み出しましたが、その孤児たちも確実に高齢化しています。
 戦後文化資料展示室「ヒストリート」では、10月17日(土)から12月27日(日)にかけて、企画展「終戦70周年 戦世の子どもたち(コザ孤児院)」を開催します。
 戦災孤児を収容した「コザ孤児院」の第4回目となる今回の企画展は、写真や図表をはじめとする資料、そして孤児院見取図や孤児院の日誌などの新たな資料もあわせて紹介します。これまでの調査成果や新たな資料・情報を展示して市民や関係者に見ていただき、あらためて戦争とは何かを考え、平和を希求する機会になればと願っております。
 さらに今企画展を通して新資料の収集も目的にしており、戦争孤児たちの生の歩みを記録し後世にきちんと伝えるためにも、市民の皆さまには情報や資料の提供をよろしくお願い申し上げます。