昭和49(1974)年4月1日、旧コザ市と旧美里村が合併し、新生「沖縄市」が誕生しました。そして今年、本市は市制施行50 周年を迎えます。合併時は約9万7000 人だった市の人口は、50年間で4万5000 余人も増え、今年3月1日現在で14 万2284 人( 男性:6万9059 人、女性7万3225 人) に伸びました。市長も初代の町田宗徳氏から現職の桑江朝千夫氏まで13代(6人)を数えます。
 本市では今年度、市制施行50周年にあたりさまざまな記念催事が予定されており、ヒストリートにおいては関連イベントとして、特別企画展「沖縄市のあゆみ」を開催いたします。本展はPart1からPart3までの3回構成となる予定であり、テーマや展示資料を変えながら、本市の多面的なすがたをとらえてみたいと思います。
 第一弾のテーマは「沖縄市誕生」。モノ、写真、図表、その他諸資料を通して、戦後復興から日本復帰を経て、沖縄市誕生に至るまでの本市のあゆみを振り返ります。また、コザ市・美里村時代からのさまざまな変化・移り変わりを、テーマごとにコーナーを設け、紹介しております。ある人にとっては懐かしく、またある人にとっては知らなかった本市のすがたが見られるかもしれません。
 沖縄市制は、戦後沖縄において初めて、日本国の地方自治法を適用して施行されました。それから、半世紀。市民の皆さまが、本企画展を通して本市のあゆみを振り返り、新たな未来輝く沖縄市を展望いただければ幸いです。