このたび、令和初の沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート企画展
「石川文洋がみた沖縄」を開催いたします。

 石川文洋氏はベトナム戦争での従軍取材による報道写真家として
知られていますが、撮影対象は広範囲にわたり、世界各国の紛争地、
人々の日常生活も撮影しています。また故郷・沖縄を度々訪れて、
様々な場面も記録におさめてきました。

 本市は、これまでに多くの貴重な写真資料の提供を石川氏から受け、
旧ヒストリートⅡにおいて写真展を開催してきましたが、展示スペース
の都合上、一部しか展示することができませんでした。しかし今回、
移転オープンした新ヒストリートでは、未公開の写真も含めた写真展の
開催が可能となりました。

 石川氏が故郷・沖縄をどのようにみていたのかを主なテーマとし、
復帰前から復帰後にいたるまでの沖縄(市)の様子を、ご提供いただいた
写真をとおしてみることで、沖縄(市)の戦後史や現状を考える一助に
したいと思います。

 末尾ながら本企画展を開催するにあたって、写真資料の提供をはじめ、
ご理解・ご協力を賜りました石川文洋氏および実物資料の提供をいただいた
関係者の方々に、厚く御礼申し上げます。